LYRICS
君と歌いたい曲を書こうとペンを走らせて
たまった紙くずの山を
ふわり風がまき上げた
ぐしゃぐしゃな楽譜を
蹴散らしては何度でも
真新しいメロディに希望を託して歌いだすんだ
言葉では鍵盤だけでは
君に伝えられやしないと
真夜中に頭をかかえては呟いた
こみあげる切なさも不意に溢れだした涙ものせて
歌えたならなんて夢見心地に思った
朝が頬をくすぐって
机の上目が覚めた
自転車に飛び乗ったら
君の街へ駆け出すよ
ぐしゃぐしゃな楽譜をぎゅっと握りしめながら
速くなる鼓動のリズムに任せてスピードをあげた
君にただ歌って欲しくて
奏で出したいくつものメロディ
無器用につながるこの想いを歌うよ
嫌いだったこんな歌声も
少しおぼつかないリズムも
身体中沸き上がる最高のラブソングさ
すっと深く息を吸い込んで君に届ける僕のメロディ
寝不足の頭で夢見がちに歌うよ
真っ赤になって最後のフレーズを歌い上げた僕を見つめて
照れくさそうな声で君はクスリと笑った
今更ほどこうとしても
絡まってゆくばかりの糸
願いはどうしてこんなに 深くこびりついてくんだろう
強く優しくこの私を 縛り付ける思い出の鎖
断ち切ろうとしても 心がしがみつくのはなぜ
ほらね宝箱をあけたなら ゆらりあふれだすこの光に
隠してた心のあざが今夜またうずき始めてゆくから
震える声で伝えたさよならは最後の臆病な勇気
それなのになぜこんな暖かな手で私を抱きしめるの
独り宝箱を閉じるときふわりゆがんでくこの世界で
届かない光を追うなら今は暗闇に呑まれてしまいたい
ほらね宝箱をあけたならゆらりあふれだすこの光が
動けない私を抱いて今日もこの胸を焦がしてゆくから
壊れかけた明日は今も生き続けて。。
さしこむ一筋の光に 僕は手をのばすことも出来ない
独りおもちゃ箱の底で 忘れ去られたロボットみたいに
誰かの優しさで縁どる 日常に守られていた頃
愛する事が何かなんて 少しも迷わずにいたんだ
強くなることで 自分をごまかして
真っ黒なこの世界に染まりながら
忘れることも許されずに もがき続けることを勇気とよぶなら
今確かに目を開けて 全てが見えてしまわぬように
汚れてたこの目が 優しい色して輝く石に変わればいい
ほらこの手を突き上げて 答えに触れてしまわぬように
求めたがるこの手が錆び付いて 動けないロボットになればいい
何もかも諦めて 守られた昨日に逃げ込もうとした
見えない明日の中に 君の声を探しながら
どんなに絶望にまみれた世界でも
そしてまた求めたくて愛したくて
錆び付き軋むこの体を つき動かす何かを勇気と呼ぶなら
今かすかに照らされて 僕をみつめる君のその目に
映った未来は 優しい色して輝く虹に変わってゆくから
ほらその手を握ったら 君の心に触れた気がして
歪な空に覆われた世界で 焦げ付いた僕の影は動き出す
動き出すよ
見えないものを信じていた
確かに信じていた夜は
疑うことなど知らずに 全てが輝いていた
特別な日に街は彩られ 鮮やかな光が弾けとんだ
少し華やいだ景色の中で
忘れていた気持ちに耳を傾けてみる
真夜中空を駆け巡り 旅の途中誰かを想いながら
幸せを届けに降り立つような
そんなあたたかな贈り物を待っていたあの日
見えないものを信じていた
確かに信じていた夜は
疑うことなど知らずに 全てが輝いていた
信号の向こう君が見えたなら こぼれだす笑顔に逆らえなくて
少し不自然に唇かんで
あたたかな時間にそっと寄り添ってみる
二人で街を駆け巡り 夢の途中互いを想いながら
幸せが優しく降り積もるような
そんなあたたかな贈り物を待っている今は
見えないものを信じていたい
こんなに信じていたい夜は
疑うことなど忘れて 全てを抱きしめていたい
見えないものを信じていたい
こんなに信じていたい夜は
疑うことさえできずに 全てが輝いてゆく
あの空は緑色だって私が言ったら
どれだけの人が信じてくれるだろう
どんなに強く思ったって
どんなに強く叫んだって
伝わることはこんなにも僅かで
膨らむ思いが行き場を無くす度
そこに生まれるコタエが虚しく輝いて
※今空が緑に輝いてそこにかかる雨の虹を渡ろう
目をつぶって風の匂い感じたら
答えという名の雲をつきやぶり
そこに見える青い太陽をつかもう
そしたらほら
渇いた涙が光るから
あの空はどうしたら虹色に輝くの
見上げれば遠く広がる青い壁
どんなにこの目こらしたって
どんなに深く見つめたって
見えることはこんなにも僅かで
探して求めてやっと見つけたものは
いつも誰かのシルシで色濃く染められて
今空が青く塗り潰されそこに眠る虹が見えなくなったら
目をつぶって思い浮かべてみるといい
心の奥閉じ込めかけてた
どんな夜も光り続ける太陽
そしたらほら
冷たい涙が熱るから
※くり返し
願いが叶いますように
何度も何度も手を握った
それでも一番大切な願いは今日散った
どれだけ楽しい毎日を
何度も何度もすごしたって
それでもこんな突然に恋は終わるんだね
もっといろんなこと二人で出来ると思ってた 一人で
悔しいくらい愛していた ずっと
いつかは私数えきれない記念日を
飾らずにただあなたのとなりで笑ってすごしたかった
さよなら一言そんな消ゴムだけで
私の気持ち二人の記憶全部消せたとしたらいいのに
行き場を無くした涙が
笑顔の隙間こぼれそうで
何も見えないくらいに
もう思いきり笑った
いつかは私しわくちゃな手の平で
同じくらいしわくちゃなあなたの手を握って歩きたかった
さよなら一言そんな消ゴムだけで
私の気持ち二人の記憶全部消えるのが怖くて
さよなら一言まだ言えなくて
私の気持ち二人の記憶全部抱えたまま黙って手を振った
笑顔で見送った
人混みに消えた時 こみあげる愛しさが
涙に変わるまで
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